
・資産運用を始めたいけど、何から始めればいいのかわからない
・資産運用について調べても色々ありすぎて、始めるのが面倒…
こんな疑問・悩みを解決します。
私、にこ(@nikolog1019)は元証券会社勤務。
証券アナリスト、証券外務員1種、日商簿記2級の資格を持っています。
当ブログでは、私が新卒から学んできた投資に関することを分かりやすくお伝えしています。
資産運用を始めなきゃとは思っているけれど、どう始めたら良いか分からない人は多いのではないでしょうか。
ネットなどで情報は取れますが、それを実際に理解・実践できる人は意外と少ないです。
お金が絡むことは難しいことが多く、理解すること・始めることを諦めてしまう人が多いからです。
そこで今回は、
「資産運用って、具体的に何からどうやって始めたら良いのか?」
という点を分かりやすく解説しました!
ぜひこの記事を読んで、「資産運用を始めた自分」になりましょう(^^)
- 資産運用を始めるときにまず利用すべき2つの制度が分かる
- その制度を利用するための具体的なステップが分かる
目次
結論:利用すべき2つの制度と具体的な手順
まず最初に、簡単に結論を述べます。
- 資産運用は、節税メリットがあるNISAとiDeCoから始めるべき
- NISAとiDeCoの始め方
- 証券会社を選ぶ
- 口座を開設する
- 実際に投資する
では、一つずつ説明していきます(^^)
資産運用を始めるときに、絶対に利用すべき2つの制度
資産運用を始めたいと思ったときに、絶対に利用すべき制度が2つあります!
- NISA
- iDeCo
まずはこの2つの制度を利用して資産運用を始めます。
NISAとは

NISAとは、「少額投資非課税制度」のことです。
名前のとおり、「非課税」制度です。
通常は、株式や投資信託などの金融商品を購入した場合、
これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して、約20%の税金がかかってしまいます。
ところが、証券会社などにNISA専用の「NISA口座」を作り、
その口座内で毎年一定金額の範囲内で投資商品を購入すると、
購入した金融商品から得られる利益や配当が非課税になります。
つまり、金融商品から得た利益や配当に対して、税金がかからなくなる制度のことです。
これから運用を始めるのであれば、運用益を多くもらうためにNISAの利用をオススメします。
NISAについて理解を深めたい方は、下記の記事もご覧ください(^^)
NISAは、20歳以上であれば「一般NISA」か「つみたてNISA」かを選ぶことができます。
これから運用を始める方は、「つみたてNISA」を選択した方が良いです。
投資初心者でも高い分散効果が期待できるからです。
iDeCoとは

iDeCoとは、「個人型確定拠出年金」のことを指します。
老後資金のための資産運用を目的として作られた制度で、メリットは以下の3つです。
- 積立金額すべて「所得控除」の対象で、所得税・住民税が節税できる
- 運用で得た定期預金利息や投資信託運用益が「非課税」になる
- 受け取るときに「公的年金等控除」「退職所得控除」の対象になる
難しいかもしれないですが、要はNISAと同様に「税金を減らせる」制度です。
ただ、60歳になるまで引き出すことができないので、
急な支出があった際の資金としては使えないなどのデメリットがあります。
また、会社員の方で企業型確定拠出年金を行っていて会社が併用を認めていない場合など、
iDeCoを利用できない場合があります。
自分がiDeCoの加入資格があるのかは、こちらから簡単に確認できます(^^)
iDeCoについてもっと知りたい方は、iDeCoナビというサイトが分かりやすくてオススメです。
上記で説明したとおり、資産運用はまずNISAとiDeCoを始めることからスタートします!
じゃあ、具体的にNISAとiDeCoってどうやって始めたらいいの?という方に向けて、
具体的なステップについて説明しますね。
資産運用を始める具体的な3つのステップ

NISAもiDeCoも、始めるための具体的なステップは同じです。
- 証券会社を選ぶ
- 口座を開設する
- 実際に投資する
この3つだけです!
順番に解説していきますね。
1. 証券会社を選ぶ
まずは、口座を開設する証券会社を選びます。
証券会社を選ぶ際のポイントは2つです。
- 投資商品の種類・数
- 運用にかかる手数料
口座を開設する場所を間違えると面倒なことになります。
移管に手数料がかかったり、移管回数に制限がかかったりします。
そのため、運用を始めるときにしっかりと証券会社を見極めることが重要です。
まずは、投資商品の種類・数についてです。
NISAやiDeCoの口座は、厳密には証券会社以外でも銀行などで作ることができます。
しかし、金融機関によって扱う商品が異なります。
資産運用において一番商品を多く取り扱っているのが証券会社なので、証券会社を選ぶことをおすすめします。
銀行では、株式の運用はできません。
さらに言うと、証券会社のなかでも商品の種類や数は異なります。
当然、資産を効率的に増やすためには、良い商品が多く置いてある証券会社を選ぶべきです。
次に、運用にかかる手数料についてです。
NISAやiDeCoを運用する際に、運用手数料がかかる場合があります。
制度そのものが非課税であっても、手数料は発生することがあるので要注意です。
手数料は、主に商品と約定代金(注文価格)、管理コストによって異なります。
例えば、上場株式を購入する場合、A証券ではNISAだと手数料無料、B証券ではNISAでも手数料が発生する、という風に違いが生じます。
また、つみたてNISAで投資信託を購入する場合は、
購入手数料が0円のところが多いですが、信託運用報酬や信託財産留保額などがかかります。
手数料は、証券会社のサービスの質と密接につながりがあります。
安ければ良いというわけではなく、問い合わせなどのサービス対応の質が落ちるなどデメリットもあります。
上記2点を踏まえ、証券会社を選ぶようにします。
証券会社は大きく分けて、ネット証券と対面型証券に分かれます。
- ネット証券の特徴
- SBI証券や楽天証券などが有名
- 手数料が安い
- 商品が豊富
- 問い合わせなどのサービスの質は劣る
- 対面型証券の特徴
- 野村證券や大和証券などが有名
- 手数料は高め
- 商品は少なめ、自社製品がある
- 問い合わせなどのサービスの質が良い
自分の優先順位に従って決めるのが良いと思いますが、オススメはネット証券です。
口座開設も早いですし、品揃えが豊富で手数料が安いです。
さらに言うと、NISAやiDeCoの口座開設なら、SBI証券か楽天証券が良いと思います。
ネット証券のなかでも口座数が多く、手数料の安さ、品揃えでリードしています。
SBI証券や楽天証券については、下記の記事で詳しく載せています。
2. 口座を開設する
証券会社を選んだら、実際に口座を開設しましょう!
NISAとiDeCoはそれぞれ専用の口座を作ります。
どちらの口座も、証券会社のHPから「口座開設」というボタンを押して、
総合口座(普通の証券口座)を申し込む場合に、一緒に作ることができます。
ネット証券であれば、最短で翌営業日に開設できるところもありますよ(^^)
口座開設時に必要なものは、以下です。
(証券会社によって異なる場合があるので、詳細はその証券会社で確認してください!)
- マイナンバーの分かる書類 いずれか
- マイナンバーカード
- マイナンバー通知カード
- マイナンバー入り住民票(発行が直近のもの)
- 本人確認書類 いずれか
- 運転免許証
- 健康保険証など
マイナンバーの分かる書類と本人確認書類の住所と姓名は一致している必要があります。
もし違うのであれば、先に手続きを行ってから申し込むようにしましょう。
SBI証券、楽天証券の場合、現金がもらえるお得な方法を下記の記事でご紹介しています。
3. 実際に投資する
口座が開設できたら、実際に投資を開始します。
ここまで来たら、あなたの資産運用が始まったことになります!
投資初心者が実際に投資する場合のコツは、
長期 × 分散 × 積立 × 少額
の4つです。
分かりやすく例を挙げると、以下のように商品構成を組むことです。
(この組み合わせをポートフォリオと言います)
- 外国株中心の投資信託Aに毎月2万円積立×10年
- 日本株中心の投資信託Bに毎月2万円積立×10年
- 外国債券中心の投資信託Cに毎月2万円積立×10年
- 国内債券中心の投資信託Dに毎月2万円積立×10年
分散の考え方は、大きく①商品、②国、③時間に分かれます。
これらをうまく組み合わせることで高い分散効果が期待でき、リスクをなるべく減らすことができます。
この分散の詳細についてはまた別途記事にまとめたいと思います(^^)
間違っても、まとまった資金を個別株に投資するようなやり方はしないでくださいね!
資産運用は、多少のリスクを取りながらも堅実に資産を増やすために行うのであって、
ハイリスク・ハイリターンで一か八か資産を増やすためではありません。
まとめ
今回は、これから資産運用を始めたいけれど何からしたらいいか分からない、という方に向けて
まず始めに利用すべき非課税制度と具体的なステップについて解説しました。
- 資産運用は、節税メリットがあるNISAとiDeCoから始めるべき
- NISAとiDeCoの始め方
- 証券会社を選ぶ
- 口座を開設する
- 実際に投資する
スーパーウルトラ低金利のこの時代、貯金だけではお金はまったく増えませんし、
よほどお金持ちでないと、将来のお金に対する不安はなくなりません。
自分で調べたり勉強するのが面倒だな~という方や、投資するお金がないよ!という方は
以下の記事も読んでみてくださいね(^^)
お金に強くなることが、将来のお金の不安をなくすことに繋がります。
お金の不安がなくなると、心にも余裕が生まれ、幸せを感じやすい人生になりますよ(^^)
以上、にこでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!